Memo

レーシックを受ける(事前検査④)

さて、疑似老眼状態で待合室の大画面液晶テレビに流れる美しい大自然を眺めていると、最初に検査をしてくれた勇介くん(仮名)に呼ばれた。
どうやら検査に続きがあったらしい。
さっきの別れ際、もう会うことはないと思って丁寧に挨拶したのが悔やまれる。

事前検査 phase2/3
機械の前に座ると、いきなり、
「眼球に棒を当てて××の検査をします」
(が、眼球に棒!?)と心の中で叫んだ。
××のところはなんの検査かの説明だったんだけど、あまりの衝撃に聞いてなかった。
突然「眼球に棒」とか言われたら、その後のことなんて聞けるわけない。
いきなりなんて怖いことを言うんだ。
いくらなんでもそりゃ痛いだろ、と目の前の機械を見えない目をこらして頑張って見たけど、疑似老眼の目じゃやっぱり見えない。ただただ身構えるしかなかった。
すると、しばらくしてから勇介くんが
「麻酔するので何も感じません。安心してくださいね」
と、優しく教えてくれた。

ホッとした。
したけど・・・・・・この不自然な「間」は・・・・?

勇介くん、ひょっとして君は、その・・・・Sなんじゃないか?
「眼球に棒をグリグリと当てるんですよ」と患者を怖がらせ、そのマスクの下では口角を上げて笑ってるんじゃないか?
そいつはつまり、敬語攻めというヤツだね?
君を受けに仕分けたのは、私の間違いだったんだね?
そうか、君は勇介ではなく、惣一郎だったということか・・・・。
すまなかった。なにしろ私はメガネを外しているし、君はマスクで顔を隠している(だからこそ妄想が広がるんだが)。
それに君は敬語攻めに不可欠なメガネだって......あぁここはレーシック専門クリニックなんだからメガネなどしているわけがないのか。
それならそうと君も――――、まぁいい。
とにかく、君には「か、からかっただろっ!」と可愛く睨みつける上司が必要だ。
ただ、この病院で私はいまだ君以外の男は患者しか見ていな(ry

さて、その後すぐに麻酔の目薬をさされた。
この目薬はちょっと滲みるタイプで思わず唇を噛んで耐えていると、頭上で惣一郎(改名)に笑われた(気がした)。
ムムム、やっぱり君はSだ。(←勘違いも甚だしい)
そしてすぐに眼球に棒をあてる検査が始まった。
惣一郎の言うとおり、眼球に何かが当たっているような気がする程度で、痛みはまったくない。
麻酔ってすごいよな~。
これがなかったら、医療は発展しなかっただろうな。

ちなみに、全身麻酔が効くメカニズムっていまだに解明されてないんだよ。
と、マリファナ肯定派の人が「アヘンだって麻酔に使われてる」と屁理屈を言うので言い返してやったのを思い出した。
オマエはアヘン(モルヒネ)を使わなければならないほどの激痛を味ったことがあるのか。
健康な体を持っているくせにバカなことを言うんじゃない。
麻薬はいかんよ、麻薬は。せめて媚y(ry

というわけで、以上で検査してくれた惣一郎とは本当にお別れ。
色々な意味でありがとうございました。

今回は人格疑われるようなことばっかり書いたけど、あんまり頭オカシイのもアレなんで、次回は真面目に書きたいと思う。
ついにラスボス登場