Memo

レス/書くということ

いつも拍手&メッセージありがとうございます!
ぽちだけの方も、お返事不要の方も、とても励みにさせていただいます。
さっそくですが、メッセージのお返事です。


ハンナ様読む
メッセージありがとうございます。お返事遅くなってしまってすみません。
始まりの日、読んでくださりありがとうございます。しかもなんか私にはもったいないようなお褒めの言葉の数々をいただき、嬉しくもあり恥ずかしもあり、とても恐縮してしまいます。
いろいろご質問いただいた件ですが、考えていたら内容が膨らんでしまったので、下にちゃんと書きました。
ハンナ様のメッセージもとても読みやすい文章なので私のことが参考になるかどうかわかりませんが、読んでいただければ幸いです。
それでは、またいらしてください!


12/27 18:20頃の方読む
Got Your Back 読んでいただき、ありがとうございます。一応の完結はしていますが、たぶん彼らには今後もたくさんの試練があるかと思います。いずれ書きたいとは思いますが、まだ予定はありません。すみません。。。
拍手のお礼SS、比呂サイドはそのうちアップすると思うので、気長に待っていただけると嬉しいです。
メッセージありがとうございました!


さて、拍手で文章の書き方についてご質問をいただきましたので、ちょっとばかし私の考えを書き記したいと思います。
書くことを職業にはしていませんし、ただの素人の趣味でしかないのですが、一応「書く」ということに長時間向き合っている人間なので、このメモを読んでいる方が何かを「書く」時に、少しでも参考になれば嬉しいです。

私自身、自分の文章がイケてるとか上手いとか思ったことはありません。
書いたものを読み返すと10行に1か所は直したい言い回しが出てきますし、人の書いた文章にいつも感嘆してしまいます。おまけに誤字脱字が人並み以上に多いという欠点もあり......。

けれども、本格的に文章の書き方について勉強したことはありません。
というのも、小説に関して言えば、文章力というものはある一定ラインをクリアしていればいいと思っているからです。
もちろん文章力が高いに越したことはありません。けれど、大事なのは「心を動かす」ことであって、「理解させる」ことではないと思っています。
私が磨きたいのは「表現力」なので。
だから、長編小説よりも、短編小説や短いコラム、詩、短歌などの方が感化されることが多いです。

こんな感じの考え方なので、あまり文章を上達させることに重きを置いてません。
もっと別の、言葉の選択や、物語りの流れ、キャラクターの感情表現などに重きをおいています。
現在「始まりの日」の改稿をしていますが、加筆修正部のほとんどがそういう箇所です。

そうは言っても、私なりに「読みやすい文章」を書けるように注意していることはたくさんあります。そしてそのほとんどが、「文章力 向上」で検索してヒットする記事に書いてあるような、基本的なことだと思います。

ただ、その中であえてひとつだけ言うとしたら、「その文章がどうして必要なのか?を考える」ということです。
例えば、
「毎日30分かけて自転車で通勤している。」
という、どっかの英語の教科書にありそうな一文があったとします。
教科書の例文ではこれで問題ないですが、文章の中だと、これだとダメです。なぜなら、情報が分散してるから。

「毎日30分かけて自転車で通勤している。」
この文の中で、本当に言いたいこと何なのか? 
シンプルに考えると、下記の3つのどれか。(全部を言いたいということもあるけど)

 1.自転車で通勤していること
 2.30分かかること
 3.「毎日」自転車で通勤していること

それを踏まえて、1~3を伝えるための文章に直すと、こんな感じでしょうか。
 ※あくまでも例で、これが正解ではないです。

 1.自転車で通勤していること → 「通勤手段は、自転車だ。」
 2.30分かかること → 「自転車通勤なのだが、自宅から会社まで30分かかる。」
 3.「毎日」自転車で通勤していること → 「毎日自転車で通勤している。毎日だ。」

わかりますかね?  それぞれ、伝えたいことがハッキリしたはずです。
全部の文をこんな感じにするとクドくてイラッとする文章になってしまいますが、常にこういうことを気遣いながら書いていけば、わかりやすい文章になるんじゃないかな、と思っています。
とはいえ、まだまだ完璧にできていない現実が......(汗

ちなみに、これは勉強して得た考えじゃなくて、読む・書くという経験や試行錯誤を繰り返して得たことです。
書くことは訓練することで上達するものだと思います。その時に大事なのは、自分の感情を言葉で伝えたいという熱意だと思います。それを失わずに色々なものを書いて試行錯誤いくうちに「自分の文章」というものが出来上がっていくと思います。
ただの素人がこんなこと書いてホントにおこがましいと思いますが、私の中で漠然としていた「書く」という行為が、今回こうやって文章にすることによって、はっきりとした輪郭をおびてきたように思います。
ご質問くださったハンナ様、ありがとうございました。