Memo

レーシックを受ける(手術①)

拍手&メッセージありがとうございます。
レーシックを受けたからあんまりPC見ないようにしてたけど、そろそろ仕事もヤバイので今日から復活してます~。
ということで、そろそろ手術当日の話を。

当日は午前中に仕事のクライアント先で打ち合わせがあったからメイクは必須だったけど、香りの強いものはNGということだから、いつも付ける香水もヘアワックスもなしで家を出た。
臭いなんかでレーザーの精度狂って手術失敗なんて、後悔してもしきれないもんね。
あとはクリニックに行く前にメイクを落とすために、メイク落とし用化粧水と、化粧水と美容液とコットンを持参。
そして、打ち合わせのあとお昼にお好み焼きを食べて、メイクを落としていざクリニックへ。
と、ここで問題勃発!

しまった!
か、髪の毛が・・・・・お好み焼き屋くさい!!!
油断してた・・・なんでランチにお好み焼きなんて食べたんだ私は・・・・。

いや待て、ダメなのは香水や整髪料の香りであって、食べ物の臭いに関しては言及していなかった。
いやいや「香り」がだめなら、お好み焼き屋臭だって立派な「香り」だ。
これはマズい、手術の前に惣一郎(仮名)に
「おやおや、N2さんちょっと臭いませんか? これから手術? お話になりませんね」
とか言われたらどうしよう!!!
(惣一郎のキャラ変わってる)

とりあえず、直前まで一緒にいた同僚に髪の毛のオイニーをチェックしてもらったけど、言うほど臭わないと励まされ(?)、ハラハラドキドキしながらクリニックへ。

直前検査
受付を済ませて待合室で待っていると、惣一郎じゃないORTさん(男性)が呼びに来た。
「手術前の視力検査をしますね」
と優しく言われて、気球を見る検査と、「C」の検査をした。
ホッ、惣一郎じゃなくて良かった。
(じゃなくて臭いのこと何も言われなくて良かった)

で、おなじみの「C」の視力検査をしたんだけど、基本「わかりません」と言いたくない癖がまた出てしまい、見えないのに見えるそぶりをして適当に答えてしまった。
両目終わった時点で「しまった」と反省したんだけど、このORTさん、スルーしたよ・・・惣一郎だったら「かな?」って付け足してくれるのに、「はい。はい」って完っ全にスルー。
ある意味私にノッてくれたわけだけど、物足りない・・・・・なんか物足りない!
惣一郎を見習いなさい、君。
短時間でも面倒な客を的確に調教してしまう惣一郎の敬語攻めをしっかりと見て学びなさい。
こんなんじゃ君、いつまでたってもフジョシの人気者になれないよ!?
と、心の中で伝えておいた。

その検査の後に手術の前に会計をした。
この時、術後にかける保護メガネを渡されたんだけど、やっぱり何度見てもダサい。
早く自分のメガネのレンズを変えなければと改めて決意を固めた。

麻酔&術後の目薬
会計後、荷物をロッカーに入れてまた待合室で待ってると、背後から女性の声で名前を呼ばれた。
ナース服にマスクにシャワーキャップみたいな帽子を被っていたから、すぐに看護婦さんだとわかった。
そう、いよいよ手術だ。
診察室の隣のドアに案内されて、靴をサンダルに履き替えて小さなブースに座る。看護婦さんが斜め向かいに側に座って、丁寧に自己紹介してくれた。

簡単に手術の流れと合併症の説明があって、麻酔の目薬を点眼された。
その麻酔が効くまで、手術後に自分で点眼する目薬についての説明があった。
術後の目薬は4種類。

・ドライアイ用のヒアルロンサン入り目薬
・殺菌用目薬(術前と同じ)
・消炎用の目薬
・痛み止めの目薬

中でも痛み止めは、
「使いすぎると黒目がただれる副作用があるので本当に痛い時に1滴だけ」
と言われた。
黒目がただれる・・・・恐ろしすぎる。くれぐれも気を付けます。

ちなみにこの看護婦さん、それはもうこ慣れた感じで説明して点眼しての繰り返しで、まるで自分が催眠術で操られているようだった。
ここまで完全に主導権を奪われたのは久しぶりだ。

説明が終わるころには麻酔が効いてきて、目の前が白く霞がかかった状態になった。
「それでは先生が目の状態確認するので移動しましょう」
と看護婦さんに操られ(腕を引かれ)て奥のカーテンに入ると、薄暗い中で事前検査の時の総括院長が機械の前に座って待っていた。
「じゃぁN2さん、先日の説明通り手術を行っていきますね」
とカルテを見ながら優しく言う。
私はこの時、とにかく先生の美しい手を見たくて見たくて仕方なかったんだけど、すぐに「顎を乗せて中の光を見てくださ~い」と言われて、見るタイミングがなくなった。

手術①(フラップ作成)
結局見れないまま、何やら大きな機械がある手術室(かなり暗い)に移動して、先生に言われるがまま機械のベッドに横になった。
それでも先生の手が見るために何度かチラチラと先生の方を見たけどかなわず、そのまま手術が始まって結局最後の最後まで見ることはできなかった。
※自分がここまで手フェチだとは思わなかった。

さて、肝心の手術は2段構成。
第1段はフラップと言って、角膜の一部を削ってフタみたいなのを作る手術。

手術台に仰向けに寝ると頭の位置を調整され、「瞼を開くのでリラックスしてください」と言われたあと片目の瞼をグイッと強制的に開かれ、何かで固定された。
麻酔はされていても視界はちゃんとあって、先生の手とかコットンとか、おぼろげに見える。瞼を触られるのもわかった。
瞼を固定されると、円形に並んだ光の点が真上にきた。
UFOを真下から見上げるよう映像が頭に浮かんだ。
この時はそこまで緊張してなかったんだけど、「光の中央を見てください」と先生が言って、目をぐーっと押された瞬間、なんかめっちゃ怖くなった。

なんで怖いのか分からないけど、とにかく急に怖くなって、それに追い打ちをかけるように先生が「光の中央を見てください」って何度も何度も繰り返し言う。
見てるよ! 頑張って見てる!!と、半ば逆ギレぎみに光の中央を見てたけど、それでも変な恐怖感が消えなくて体が強張った。
あまりに「光の中央を~」を言われ過ぎて、逆に「中央を見れないと失敗するの!?」とプレッシャーになったのかもしれない。
あと、途中目の前が真っ白になったり真っ黒になったりしたから、「光の中央どこ!?」的な焦りも若干あった。

そんな恐怖と緊張と焦りの中、先生が「順調ですよ~うまくいってます」と何度も言ってくれてたのが救いだった。
看護婦さんもしきりに「リラックスしてください、大丈夫ですよ~」と腕をさすってくれてて、無言の時間がほとんどなかったんじゃないかな。

このフラップの手術は片目10秒くらいかな。
横になって起き上がるまで、5分かかってないと思う。
痛みは全くなかった。
でも圧迫感というか、目に圧力がかかってるのが気持ち悪かった。
あとは何かがトントン、と目に当てられてる感じがしたけど、それよりも圧迫感のが嫌だったな。
たぶん眼球を固定していたんじゃないかと思う。

みんなそうかもしれないけど、私は目に何かされるってことが本当にダメだったみたいだ。
注射や歯の治療みたいな痛みの伴う治療には強いと思ってたんだだけど、痛みじゃない何かが怖かった。
なんていうか、東京タワー展望台のアクリルの床の上を歩くような、高所恐怖症的な怖さに似ているかもしれない。

さて、まだ手術は途中だけど、続きは明日。
まだ目が慣れてないせいか、PC見続けるとちょっと疲れるんだよね・・・テレビでチカチカするのもまだ少し眩しい。
ただ、裸眼視力1.2の人生は素晴らしいということだけは間違いない。