Memo

レーシックを受ける(手術②)

昨日の続きいきまーす。

手術②(レーザー照射)
フラップを作ったら、次はいよいよ角膜にレーザーを照射して削る手術。
別の手術室に徒歩で移動して、また機械のベッドに横になる。
この時の私の憔悴しきった感じは、たぶん丸3日完徹時と同じくらいだったと思う。
ある意味、レーシックの準備段階と思われるフラップ作成で、想定していた以上にエネルギーを使ってしまった。

フラフラのまま看護婦さんに操られ(腕を引かれ)てたどり着いた手術室で、「ああっベッド発見!これでやっと眠れる!」くらいの勢いで、大きな機械の手術台に寝転がったような気がする。
サンダルとか自分で履いた記憶がまったくない。
で、寝転がって毛布かけられたら、ぐわーんとベッドが回転して驚いた。
(誰かが動かすって言ってたと思うけど、聞いてなかった)

それからさっきと同じように、頭を固定されて瞼をグイッと機械で開かれた。
そしてさっきよりちょっと強く眼球を押さえられる圧迫感があって、看護婦さんが大きな声で何やら数字を言う。
今度は「緑の点を見てください」と言われて、とにかく頑張って緑の点を見た。
途中でオレンジに変わったけど、「色が変わりますよ」と教えてくれたから、今度は焦らなかった。

このレーザー照射はだいたい15秒くらいだったかな。
助手らしき男性が秒数をカウントダウンしていて、10秒くらいのところでたんぱく質の焼ける臭いがした。
レーザーで削るって言ってもほんの0.01mmとかなのに立派にたんぱく質の臭いさせやがって、とか思う余裕はなんとかあった。(疲れすぎて緊張が解けたのかも)

この間も先生が「順調ですよ~」と何度も繰り返し言ってくれて、看護婦さんも励ましてくれた。
無事照射が終わって、最後に「目の洗浄をしますね~」と液体を目の中にジャパジャパ流し込まれた。

今思えば、この洗浄はすごく気持ちよかった。
自分でアイボンするより何倍も気持ちよかったのは、きっと先生の手が美し(ry

手術終了
こんな感じで、手術は無事終了。
先生が登場してからここまで、たぶん10分くらいじゃないかと思う。
「ゆっくり目を開けて起き上がってください」と言う先生の言葉どおり目を開けて起き上がると、すでに視界はかなりクリア。
たぶんこの時点で視力1.0くらいはあったような気がする。
目はショボショボしてたけど、数メートル先のカーテンの皺がはっきり見えた。
そう、私のレーシック後お初の視界はカーテンの皺。
今なら先生の美しい手が見えるかも、なんて思う余裕はもう残っていなかった。

そんなこんなでフラフラしつつショボショボ目のまま先生にお礼を言って、看護婦さんに操られるまま手術室脇のカーテンで仕切った個室へ。
中は間接照明に座り心地のよさそうな(実際よかった)黒革のリクライニングチェアとオットマンがあって、ここで10分くらい休憩するように言われた。
ほんと、ようやくここでリラックスできた。
唯一の心残りはやっぱり先生の美しい手くらいだ。

目は違和感はあったけど麻酔がまだ残ってて痛みはまったくなく、特に涙が出ることもなかった。
あっと言う間の10分間が終わり、看護婦さんが呼びに来て「受付に立ち寄る必要ありませんので、このままお帰りください」と言うので、フラフラしながらロッカーから荷物を持って帰った。
少し光がまぶしく感じるけど、どっちかっていうと寝起きだからって気もした。

帰り。
えーーー、この保護メガネかけるの~?
と思いつつ、かけてトイレの鏡を見たら、白目が真っ赤!!
実は帰り際、先生に「白目に内出血が出てびっくりすると思うけど、3~4日で引きますから」と言われてた。
まさに先生の予言通り、び、びっくりしたじゃないか!!
どうせ充血する程度かな~って思ってたのに、白目が血の塊みたいだった。
海老蔵が暴力事件後の記者会見で目が赤かったけど、まさにあんな感じ
合併症の説明でもあったけど、まさかこんな状態になるとは。
でも調べてみたら、全然ならない人もいるみたいで、私は酷い方だったみたい。

話は戻ってメガネは、髪の毛で隠れて意外と普通っぽい。
でもちょっと大きすぎて押さえてないとズレ落ちるから、結局すぐに外してしまった。
帰りにメガネ屋に立ち寄って、今まで使ってたメガネを度なしレンズに変えてもらった。
待ち時間が30分くらいあったから、近くのアフタヌーンティーで美味しい紅茶をいただいて待ってたんだけど、紅茶2杯目あたりで眼球が徐々に痛くなってきた。
そして3杯目には目を開くのがちょっと辛いくらい痛くなってた。

痛み止め、キターーーーーー!
黒目がただれるヤツキターーーーーー!

と、若干興奮しつつアッサムティーを飲みながら優雅なふりをして、痛み止め目薬と一緒にもらった用法・注意事項を改めて読む。

「痛みがどうしても我慢できない時に1滴ずつ」
「効果は20~30分でなくなります」
「次回の点眼まで最低でも1時間空けてください」
「間違い防止のため、手術翌日には破棄して下さい」

なにやら、ものすごい危険物の臭いが・・・!
とりあえず怖いから本当に我慢できなくなったら点眼しようと、そっとバッグにしまった。

それから自宅に帰るまでの間、地元の駅であまりの激痛に目が1ミリくらいしか開かない。
さすがに危険だから、家についてソッコー痛み止めを点眼。
そしたら3秒後に痛みが治まった。
すげぇ!こいつすげ!!
なんだ、この麻酔みたいな痛み止めは!?
と、あまりの効きめに思わず目薬を二度見した。

で、ちょっと気になって医薬品検索サイトで調べたら・・・・・

「効能/効果 眼科領域の表面麻酔」

ま、麻酔だと?

「(重要な基本的注意)鎮痛のみの目的に使用しない。」

え? 鎮痛に使用したけど?

「(その他の注意)患者には渡さない。」

・・・・・・・・。

ま、1回だしね。
すごく救われたしね、逆にこれなかったら恨むしね。

ということで、怖いのでそれ以降は点眼してない。
てか、それ以降は不思議とぜんぜん痛くならなかった。
(痛くなるなと祈ったから自己催眠にかかったのかもしれないが)

以上で手術当日の出来事は終了。
この日は顔は濡れたタオルで拭くのみ、肩下シャワーで洗髪NGだったから、お風呂に入らずに翌朝シャワーを浴びた。
次は翌日検診だ。