Memo

8話アップ/ハマのメリーさん

メッセージ&拍手ありがとうございます!
更新待ってましたってコメント多くて、嬉しいです。
とっても励みにさせていただいてます。
 
8話、アップしましたが。
なんかBL要素が無に近い章になってしまった・・・・・汗
しかもアレっすよ、川崎なんていうキャラ、覚えている人がいるんだろうか・・・・。
 
話は変わるけど、「ヨコハマ メリー」というDVDを見た。
30歳以上のハマっ子はだいたい知ってるみたいだけど、
横浜に、歌舞伎役者みたいに真っ白いドウランを顔に塗ってぶっといアイラインひいて
真っ白いドレスを着てウロウロしてた70歳くらいのお婆さんのホームレスがいた。
その人の愛称が、「ヨコハマ メリー」のメリーさん。
話は聞いたことあったんだけど、私が横浜に来たときにはもういなくて、
見たことはなかった。
 
メリーさんは、戦後からずっとアメリカ人相手の娼婦で、
若い頃はアメリカ人の将校の愛人として、かなりいい生活を送ってた。
でも時代の流れとともに「娼婦」なんて必要とされなくなって、
それでもその流れに乗り損ねたのか、娼婦として横浜の街の隅に経ち続け、
いつしか近寄りがたいメイクになり、娼婦のまま年老いていったわけだ。
 
そのメリーさんの周りで生きている横浜の人々と、
戦後、変わっていく横浜の街を、
ドキュメンタリー映画に仕立てたものでした、が。
 
こんなに感動するとは思いませんでした。
 
ちょっと変な格好して街をウロウロしてる名物ホームレスって、わりと多い。
人ごみの中で、みんなは遠巻きに奇異の目で見て、「嫌ねぇ、哀れねぇ」と言う。
メリーさんも、たぶんそういう感じだったんだと思う。
うちの実家にもそういう人がいたから、なんとなく分かる。
 
けれどもメリーさんに関わった人たちは、メリーさんに対して、
ある種の「情」があったんだと思う。

その情とか、時代とか、生活とか、葛藤が物凄く人間くさくて、
でも強くて、粋で、カッコよくて、切なくて。
本当に泣けてきます。
 
久しぶりに、いいドキュメンタリー映画を観ました。
 
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